牧場の歴史を切る・・・
まかいの牧場は、ここに牧場ができてから50年ほど。
開拓当時、馬飼野会長が手で植えた木が、今の桜やカツラ、イチョウ。
それを・・・切る日がやってきた。 ※↑写真は作業前日(火曜日の夕方)
牧場定休日の朝。社長が激励に。1日でこの巨大な3本を終わらせる計画でした。(切り落とすのは私一人)
下に何もないならバンバン落とす。でも・・・注意が必要。
落とし方を間違えると、ものすごく遠くまで跳ねる。そして物が壊れたり、怪我人が出たりする。(場合によっては命も危ない)
この木が・・・毎年毎年、ギンナン拾いで、長年、長年お世話になってきた樹・・・
まさかこの手で切ることになろうとは・・・
すまない・・本当にすまない。 イチョウは枯れないと言ったって、伸びやかに成長したいに決まっている。
それを切る。辛い・・・。
とにもかくにも、最も大切なのは安全。安全は全てに優先されます。当然です。
休憩時も、次の作業段取りを共有する話をする。
完了・・・
樹種によっては強剪定すると致命傷になるモノもありますが、イチョウは生命力が強いので、1年で再びものすごく枝を出します。
でもギンナンはもう何年もとれまい・・。
夕方、6時頃、暗くなってきてもスタッフの車がある。
牧場がお休みでも、サービスエリア担当者などはお休みではない。
みんなが支え合って会社を運営していることを忘れてはならない。
なんだよ。日本の農薬使用量は世界的に見てもひどい状況なんだな。
まかいの牧場まきば農園では農薬は一切使いませぬぅ!
といっても「農薬未使用=善 農薬使用=悪」と簡単に決めつけるのも間違っていると思いますが。
家に帰ると、娘二人と嫁が、「おかえりな・・・」まで言ってから、私を指さして大爆笑。
「おかえりなさい」は最後まで言いなさいと思いながら、鏡を見た。
私も噴き出した!
・・・・マンガっぽい髪の毛になってた。
高所作業で、1日中ヘルメットをかぶっていたせいだ。